生活習慣病に共に立ち向かおう!

生活習慣病に関わる医療現場での仕事内容やスキルについて

看護師の仕事の役割も大きい生活習慣病

生活習慣病は、まず生活自体を改めていくことが治療につながっていくことになる。そのため、生活のあらゆる面で配慮が必要になるのだ。実際に医師とのやり取りは時間が限られ、細かい部分の生活指導まではしづらくなる。それをカバーしていくのが看護師の仕事となってくる。ここで看護師がうまく指導を進めていくことが出来れば、治療も前に進みやすくなるだろう。非常に重要な役割を背負っていると言える。

まずは患者の生活状態などを把握することが必要だ。聞き取ったことなどをもとにどのような点を重視していくべきか考え、ケアに活かしていくことが出来るからだ。生活のすべてを見ることは難しいうえ、本人は気づいていない問題点なども多くある。家族などに話を聞いてみるという事も必要だろう。今後もケアを進めていくうえでは家族の協力というものが欠かせないため、家族とのコミュニケーションも積極的にとっていくようにしたい。

生活習慣病の場合、治療を進めて行っても劇的に良くなったなどという成果が感じにくいという点も特徴だ。生活するうえで様々な面倒さが生まれてくる反面、体調の改善は感じにくい。そのため、治療のための取り組みも続けていくことが難しくなることもある。そのようなときに諦めないように励ましていくという事も看護師の仕事として重要になってくるだろう。このように生活習慣病に関わる看護師は、人としての力も問われるため、前向きに取り組んでいけるように知識や経験を積み重ねていくことが大切だ。